個人的メモ:ゲドとナルニア
ダビンチ・コードにより活性化している、キリスト教関係の歴史研究、謎のたぐい。
Amazonさんがそういう書籍をまとめてくれました。今日現在で31冊の本がリストアップされています。
100円ショップに行ったらついついいろいろ買っちゃいますね。そんな中でついカゴに入れてしまった変な漫画。巨人獣。だいぶ昔の漫画らしい。
人間が生きていく上で何気なくやっていることが、巨大化してしまったことで自分も回りも困ってしまいます。人間が生き物であることを強く感じた点では、寄生獣を思い出しました。
そんだけ。
あ、買ったところでは2巻で完結しているんだけど、どうも続きがあるらしい。といってもとても後味の悪いものらしい(笑)読みて~~。探そう。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ~
a Black Leaf:巨人獣/ダイソーコミックス
ナショナルジオグラフィック11月号のメイン特集はダーウィンの進化論です。
その中の一節にて、現代米国人の45%は「神が人を創造した」と信じているとのこと。そしてそれに対する明確な反論もしています。ダーウィンの進化論は信じる信じないでなく、科学としての事実だ、と(言い回しは私のものです)。例えば、時々ニュースになる院内感染を起こしている各種の細菌。この存在こそ、リアルタイムに環境への適応進化の存在を示す明確な証拠だと例を挙げています。
ナショジオ(ナショナルジオグラフィック)は、総紙面の30~50%ほども美麗な写真が占めるという”グラフィック”にあふれる雑誌です。その写真はどれも美しく、ときには奇妙で、興味をそそります。そしてその写真の回りを埋める文章も、知的好奇心を刺激する内容です。
しかもその収益の中から、各種の研究・調査プロジェクトに資金を提供しているとのことで、そこもちょっと嬉しい。あまり関係ないところでは、かの山本五十六元帥も購読していたという歴史のある雑誌です。
公式Webサイトがここで、最新号の紹介もされています。みなさんも地球、自然科学の面白さを味わってみませんか?
ちなみに、9月号の特集「地球の温暖化」には、相当ぞっとさせられました(残念ながらAmazonでは10月号以降しか扱っていないようですが)。
(上のリンクから11月号を購入できます。右バナーから定期購読できます)
[2004.11.2追記]
上に上げた公式Webサイトに、ナショジオ紙面に使われたのと同様の写真が壁紙として提供してありました(かなりたくさんあります)!見てみてはいかがでしょう?私は雑誌付属のアカウントですでにログインしているのでよく分からないのですが、たぶん誰でも取れると思います。もし取れなかったらごめんなさい。
イカの写真もありました!
今までにも何回か取り上げた電車男ですが、前回に「電車男には何も入らないだろうからなんか納得いかない」というようなことを書きましたが、どうもこの本、電車男も話しに加わっているようです。かなり意外でした。どうやって探したんだよ!
具体的には、ひろゆきと中の人と電車男全員が参加しているようです。また2chのポリシーとして、投稿内容を含めた基本的な権利はやはりひろゆきにあると宣言してあるとのことで、中の人と出版社が一人歩きしてお金儲けしているという私の勝手な思いこみは間違っていました。勝手ながらここに謝罪します。すいません。
そこら辺のことは上のリンクの内容を読めば分かります。
あと、映画化のオファーが沢山来ているとのことで、ずいぶんにぎやかになってきました。
eiga.com:「電車男」、次は映画化?出版元にオファー殺到!
関連:
電車男で泣いた
続・電車男で泣いた
電車男本
電車男その後
[2004.10.28追記]
ファミコン版のグラフィックは末弥純(すえみ じゅん)さんというイラストレーターによるもののようですね。確かにその名前には(読めないけど)見覚えがある。
そしてたぶんファミコン版のイラストを集めたのではないかと思われる本があった!!なんか発売当時に見たことがあるような気がするが、そこまではいらねえよとか思って買わなかった気がする。。。今となっては惜しいことをした。
←ここでは中古品が出品されていますが、定価より高いです。。。(注意:この先を見に行っても作品そのものは見れません)
復刊ドットコムで復刊交渉が開始されたようです(リンク)。
[2004.10.19追記]
復刊ドットコムの進捗状況は去年から変わっておらず、進んでいないようです。
デビルマン、酷評されいるようですね(^^; 印象に残っている漫画だし、原作者も納得との事だったので期待していたのですが、あまりよくないようです。
私はまだ見てないのですが、ボブ・サップや小林幸子が物語と関係なく出演している(そういうのをカメオ出演というそうです)という話を聞くだけで、なんか脱力してしまうものがあります。。。
下記に批評を載せているニュースやブログなどをリストします。これらによると、見るべき所も無いではないが、詰め込み過ぎな上に全体のバランスやスケール感に欠け、なにより演技力や脚本に疑問があるような感じです。あああ。。。
ただ気になる点が一点。どうも、直接デビルマンとは関係のない同じ永井豪原作の短編漫画である「ススムちゃん大ショック」の話が挿入されているらしく、それをちょっと見てみたいなと思っています。この漫画は短いけどかなり”大ショック”な漫画でした。
ちなみ、駄作だと分かっていても気になった映画は見るというスタイルなので、デビルマンは十分ストライクゾーンです!!
しかし”原作者も納得”という部分が未だに引っかかるなー。永井さんご乱心か?心の中では失敗したーと後悔しながら、映画が出来た後だからそういうしかなかったのかなあ。
デビルマン完成会見&舞台挨拶
永井豪さんのコメントとして:
32年ぶりにようやく映画化になりました。ハリウッドからもオファーがあっても断っていました。ストーリーに流れるテーマをより深く、鮮明に描いてくれた。脚本の段階から参加しています。最初の脚本で納得できず脚本家が交代し那須真知子(脚本家、であり那須監督の奥様)さんになってからも3度書き直し、撮影中も思いつくことを言いました。「言うだけのことは言ったんだけどな・・・」というニュアンスなんですかね(^^;
<批評リンク>
超映画批評:ポスターだけはいい映画
ネタバレ映画館:デビルマン
ときどきメモリアル:那須博之「Devilman」(今日もどこかでばれてます)
Naga BLOG:「DEVILMAN」に見る、日本のVFX映画の可能性と限界。
読売新聞:「デビルマン」
朝日新聞:CG健闘するも役者陣に弱さ デビルマン
AV( AKIRA's VOICE ):デビルマン
ジャスの部屋 ~いん ぶろぐ~:デビルマン
極私的映画論+α:デビルマン (2004) 116分
忍之閻魔帳:愛がないなら原作物に手を出すな ←ややネタバレあり!
p.s.
あまりトラックバックの乱発はしない主義なのですが、最近何が正しいのかよく分からなくなってきているので(もともと何が正しいとか無いんだろうけど)私もやってみます!まあちゃんと双方向リンクにはしてありますが。
[2004.10.16追記]
「ススムちゃん大ショック」の件は私が誤解していたようで、デビルマンの原作にもススムちゃんの挿話があり、それが映画でも再現されているとのことらしいです。でもやっぱ「ススムちゃん大ショック」との関係はありそうらしいです。早く実際の映画を見ないとね(^^;
電車男本の話題に絡み、2ch発の書籍についてです。
これによると、2chの投稿などは管理者のひろゆきが権利を持っているようです。それなら、まあよかった。でもこれで大儲けするようだったらまた今度はひろゆきに対してぶちぶち言うことになるんでしょうけど(笑)今のところは、大して儲けもないのに2chを運営してくれているようなので、これで納得です。
ちなみに、
電車男も編集した有志も正体を明かさず、著者名は、ネットの中の独身者をもじり「中野独人」となる。
久しぶりに読書感想を。
夏への扉、著者ロバート・A・ハインラインを読みました。SFの名作と呼ばれるものの一つです。主人公が猫好きで猫への愛情たっぷりな物語なので、SF好きで猫好きの方がもしおられたら、ぜひにお勧めいたします(笑)
内容的には大変楽しめました。だからぜひ皆さんもどうぞと思うのですが、そうなるとネタバレするようなことは書けないなあ。内容のことを書けないと紹介できない。うーんなかなか本の紹介というものは難しいものですね。
簡単にいうと、時間に関する物語です。あと技術者の方が読むと共感得やすいでしょうね。でもこんな簡単に素晴らしい発明が出来るかよと思うでしょうね。俺は思った。まあ物語ですし、無意味なところでリアルにしてもしょうがないからなあ。こんな風に素晴らしいものが作れたら、技術者として幸せだろうなあ。あーあ。
あと、人間描写について気になる点がいくつか。私が思うにハインラインさんはいい人ですね。だって出てくる人がいい人が多い。世の中こんなにいい人ばかりじゃないぞって思ってしまう(笑) 悪人も出てくるけど、凶悪じゃないしなんか抜けていて、極悪人じゃない。
人間に関してもう一点。この作品としてあえてそうしているのかもしれないけど、女性の描写が極端です。重要な女性の登場人物は二人いるのですが、一人は性格の悪い悪女。もう一人は主人公のことだけをこよなく愛す慎み深い女。特に後者の方はありえねーと思いましたが、そうでないと話が綺麗にまとまらないからしょうがないか。
あとやはり名作といわれるものは出だしがいいですね。独特で、印象に残るなあ。
うーん、読書後の感動に駆られて書きだしたけど、記事としてはつまらんなあ(^^;まあそれもやむなし。何か書きたかっただけなので。。。面白い本って読了後になんかぞくぞくするんですよ(実際に)。俺なんか変かも。。。
1941年、日本軍収容所から脱走したある人がハイアイアイ群島という島々にたどり着いた。その島には驚くべき生物達が生息していた。なんとその生物たちは鼻で歩くということを第一の特徴としていたのである!!
という鼻行類に属する多種の生物の生態を紹介した本があります。
翻訳をなさった日高敏隆さんといえば、著名な動物行動学者です。これは。。。!
鼻行類―新しく発見された哺乳類の構造と生活 翻訳:日高 敏隆、羽田 節子
生物好き、奇書好きならたまりませんな。ましてやその両方備えた人なら!
ちなみに、アマゾンで関連書として紹介されている平行植物は完全にフィクションです。「鼻行類」は謎、とされています。はっきり否定している人を見たことがありません!(世の中みんないいヤツです)
以前ここでもちょろっと紹介した電車男がasahi.comで記事になっていますね。
ってそれはどうでもよくて、電車男がエルメスさんに2chのことをバラしたようですね(いや、俺が気づいたのが今なだけで、実際にはずいぶん前の話のようだが)。電車男の誠実さ、あと、けっこう話が世間に広まりつつあることをあわせて考えれば、電車男が自分でバラすのは必然だったとも言えるでしょう。あまり情報はないのですが、このサイトでそのことが紹介されています。
エルメスさんの
「こんなに良い人達がいるんだ」
「なんでもっと早く教えてくれなかったのw?」
重耳(ちょうじ)(上巻・中巻
・下巻
) 宮城谷昌光 講談社文庫
春秋時代に春秋五覇と呼ばれる代表的な五人の覇者(周王朝の代理人として中華の運営を取り仕切る実力者。実質的な中華の支配者)がいました。文献によってその五人が誰かはバラバラなのですが、その五人の中に必ず数えられるのが斉(せい)の桓公(かんこう)と晋(しん)の文公(ぶんこう)(注1)である(省略して斉桓晋文と呼ばれる)。それだけこの二人は尊敬されていたということなのだが、重耳というのはこの晋の文公のことである(注2)。
重耳は自国から逃げ出して19年のあいだ国中を放浪した後に、62才で君主の座に着いた。その後のたった9年間の治世で中華に覇を唱え、春秋五覇に数えられるほどになったのである。
元々わたしは、逃げ回った後に君主になりしかも覇者となった人、というくらいの知識しかなく、なんで逃げ回っていたのか?なんで逃げ回っていたのに君主になれたのか?その後どういう経緯に覇者になったのか?などなど、いろいろな疑問をきっかけにこの本を手に取りました。そして、なるほどこういう事とだったのかと了解いたしました。
この時代の特筆すべき点として、かなり生々しい実利、利己主義的な世の中であるが、なぜか自分または一族の名を残すということにはこだわりを見せるところです(それも実利なのかもしれませんが、現世の利益ではないのにね)。例えば、楚の成王(せいおう)や秦の穆公(ぼくこう)は、人間的な評判の高い重耳を丁重にもてなしただけでなく、晋の君主になる手助けさえしている。しかし、重耳が後に覇者になってそれらの国を従えていることを考えれば、損をしたんじゃないかなあと思ってしまう。
この辺から見えてくるのですが、君主といえども好き勝手にやっていたわけではなく、以外といろいろなことに縛られて生きているということが分かります。本当に好きかってにやった君主は暴君とか愚昧な君主とか呼ばれてさげすまれていますし、その暴君達本人が幸せだったかどうかは、ちょっと分かりません。国の主(あるじ)になるのも思ったほどいいものではないのかもしれませんね。
注1:
「公」というのは、今の感覚でいうところの「王」のことなのだが、このころは周王朝だけが天下の王であり他の国を治めている君主(いわゆる諸侯)はその周王朝に仕える者であると考えられていたため、周王朝からもらった爵位(公・侯・伯・子・男)によって呼ばれていた。でも実際にはどの爵位の人でも「~公」と呼ばれることが多かったらしい。実際、晋の文公は公ではなく侯である。
注2:
重耳というのがもともとの名前で、文公の「文」というのは君主として死んだ後でつけられる諡号(しごう)である。諡号というのは、その君主の実績などを考慮して次の政権がつけるもので、「文」「武」が素晴らしい君主に対してつけられ、「霊」「幽」などが暴君などに対してつけられたそうである。古代中国の君主について言及するときにはこの諡号で呼ぶことが多いが、基本的には生前は諡号で呼ばれることはなかった。かといって名前で呼ぶのは不遜(礼儀知らず)であるため、わが君(臣下から)、晋公(他の国の人から)などと呼ばれていた。
さあ!今日も中国歴史物だぞ~!みんなついてこいよ~!!
はっ。後ろに誰もいない。。。!
中国史時代区分表
Wikipediaより、中国とその周辺地域(日本含む)の時代区分をまとめてみれる表。中国の歴史を見る上ですごく参考になる!!
春秋時代地図
春秋時代の中国地図。春秋戦国史というサイトから抜粋。上方にある大・姓別・爵位別というのをクリックすると、違う角度でまとめた資料も見れる。姓別とかはいかにもそれらしい(君主の名字が同じ国は血縁関係と見なせるので関係が深い)。
春秋時代の中国
同じく春秋時代の中国地図。コンパクトに重要地域だけ書いてあるので便利かも。
中華人民共和国の行政区分
これもWikipediaより、現代中国の地図。本の中で、地域の説明として現代中国の省の名前が出てきたりするため。
さいきん中国の古代王朝の物語にはまっているのですが、歴史がいかに奥深いものであるかが、次のページからも分かるような気がします。
ウィキペディアというのは(専門家を含む)いろんな人達がネット経由で増殖させている百科事典です。まさにいろいろな物事について解説を行っています。上記は、そのウィキペディアで「歴史」という言葉を解説している所なんですが、このたった1ページほどの文章の中に、歴史の奥行きの一端が表れているように思えます。
日本語の「歴史」における「史」の文字が、もとは司馬遷の役職名から来ていたなんて!
春秋の名君 宮城谷昌光 講談社文庫
この本は純粋に暇つぶしのために買った本で、中身には期待していませんでした。でも読んでみると、宮城谷さんの小説に対する真摯な気持ちが表れており、この人の本を読んでみようかなと思わさせられました。内容的には宮城谷さんが過去に書いたコラムなどをかき集めたもののようです。最初苦しみながら晏子(あんし)という本を書きその晏子という人物がたいそう気に入ったことなどが書いてあった。小説を書くのにこんなに全力投球なんだなあと私はおどろいた。小説への取り組み方を見ると、宮城谷さんはたいそう真面目な人なんだなあと思ったが、小説の内容を見ると堅苦しいわけでもない。きっと若い頃に幅広い交友があったのかなあと思った。
私は当然、まず晏子を買ってみようと思ったのだが、ついついミーハーなので有名な重耳(ちょうじ)を買ってしまい、それをよんだところ、すっかり宮城谷さんの小説を気に入ってしまった。
春秋の名君自体に関しては、第一部では、春秋時代(古代中国のいち時代。紀元前770~紀元前400くらい)の優れた王様(名君)のことをざっと紹介したしており、第二部は春秋時代のその他の傑出した人物について書き、第三部に宮城谷さん自身のこれまでのことについて書いてある。すでにこの時代のことをある程度知っていない人が読んでも楽しみにくいかもしれない。先ほども書いた、宮城谷さんが小説を書く前に苦心して準備をしているのが分かるのは第二部の晏子の段である。
以前の続き?
この本は、今から約2200年前から400年間、つまり、西暦0年の前後200年間にわたり中国大陸を支配した漢王朝の成立を描いた物語です。この頃すでに建物や衣服、武器、道具がちゃんと成立しており、そもそも記録として歴史が残っているということに驚かされます。同時期には、まだ日本は弥生時代のまっただ中なのです。
この漢王朝の前にあったのは、中国史上初めて中国全土を支配して帝国を打ち立てた秦で、もちろん統一を成し遂げたのはかの有名な始皇帝です。大偉業を成し遂げた秦は、しかしほどなくして力を失い、国中に反乱が起こります。項羽と劉邦というのは、それらの反乱分子の中から勝ち残り、どちらか勝った方が次の中国の支配者であるというところまで上り詰めた両雄です。このうち勝ったのは劉邦で、この劉邦が漢王朝の始祖(始めた人)になるわけです。
このように歴史上有名な事をテーマにした物語は、はじめから結果が分かっていることが多くあります。それでも面白いのだから、推理小説とは楽しみ方々全く違うものであるといっていいだろう(あたりまえだが)。ではどこらへんに面白さなのかというと、一つにはもちろん歴史自体の面白さ。そしてもう一つは作者の創作により補われている部分である。
歴史自体という部分は、どんなに歴史に詳しい読者だって隅から隅まで知っているわけではないので、物語の中で起こる大小さまざまな歴史上の出来事を読んで、その意外性、寓話性を楽しむということである。もちろん歴史資料に書かれているどの事件をのせ、どの事件を捨てるかは作者任せだし、場合によっては事件そのものが創作であることもあるだろう。ただ作者の創作でポイントになるのは、このような事件の創作のこともあるがむしろ、歴史上の人物の性格付けにあると思う(これもあたりまえか)。
あと歴史小説というよりも司馬さんの文章で感じたのは、わりと淡々と物語が進んでいき、ときとして感情がぎらりと強調されるところである。また物語の大半は一人の語り部(かたりべ。ストーリーテラー)によって語られ、登場人物の台詞は少なめである。この語り部は、ときに現代日本や江戸時代のことも引き合いに出して説明を加えるため、なんとなく司馬さん自身が語っているような印象である。ここでもう一方の宮城谷さんの場合は比較的台詞が多く、語り部の口調は控えめで、特に宮城谷さんが語っているという感じではない。いわゆる普通の小説といったところか。
(さて書いていると楽しいのできりがないが、とりあえず書きたかった司馬さんの文章の様子について書けたので、締めに向かわねば)
というわけで、四面楚歌、背水の陣、等々(他は忘れたのだが)、私たちが使う言葉にも影響があるくらい昔から親しまれていた有名な物語「項羽と劉邦」であるが、一番の魅力はやはり沢山の英雄の生き様である、ということでこの記事を終わりにしよう。
えーと、こんな自己満足の長文誰が読むの??。。。
読んで頂いたありがたいあなた様には、もれなく私から百万点をさしあげます。証明書を発行しますので住所と名前を教えてください。。
昨日、2ch発の電車男という出来事(とあえて呼びたい)を知りました。昨日から今日までこれを読むためにほとんど寝ていません(もちろん昼は会社に行きましたが)。
大人になってからこんなに泣いたのは、身内が死んだとき以来、二度目です。「うっうっ」って軽い嗚咽をあげながら号泣してしまいました。テーブルの上に涙がぽたぽたと落ちました。
どちらかというと、女性関係が苦手な非イケメン君にはぐっとくるはずです。ただ、2ch的なノリを多少なりとも理解してからの方がより楽しめると思います。やや独自のノリ、というか楽しみ方があるので、ちょっと2chの別の箇所にでも寄り道して雰囲気をつかんでからの方がいいかもしれません(2chサイトに行き、左側のリストから気になる単語をクリックしていってください)。
誠実な電車男君と、その電車男君の恋を応援する(またはチャチャを入れる)名もないその他大勢達のお話です。さあ、都会の片隅に生まれた奇跡に触れてみてください。
注:このリンクの先は実際には2chではなく、2chの中から電車男に関する掲示板の内容を保存のためにまとめたサイトです。
さあ、やっと解放された。寝れる。
最近読んだ本に関しての記事第2弾。
春秋の名君 宮城谷昌光 講談社文庫
司馬遼太郎さんは大御所と言っていいだろう。なにより名前が有名である。それに比べて宮城谷昌光さんの方は知名度という点では落ちるかもしれない。私も中国歴史小説にはまった後で何の気無しに手に取ってみただけで、元々は全く知らなかった。
宮城谷(みやぎたに)さんは若い頃から、自分が良いと思う方法論でただひたすらに小説を書き、それを40代にはいるまでやっていたようだ(どうやって食っていたのか?)。あまり売り込みなどもやっていなかったようだが、書きためていた小説に注目した人がいたらしく、その後は順調に本を出しているみたいだ。ちょっと変わった経歴である。苦労しているような、していないような。
司馬さんと宮城谷さんは互いに知り合いで、宮城谷さんが勝手に師事しているような関係だったようだ。会ったのは本の数度しかなく、わずかにはがきのやりとりを重ねていた、むしろ互いの小説によって相手を「知っていた」のであろう。
うーんいっこうに本の内容の話に入れない。司馬さんと宮城谷さんでは本の書き方が少し違うように思われ、そこの所を書こうと思っているのだが(私はあまり文学の知識はないが、そういう違いを文体の違いといっていいのか?)。
(次回に続く)
史記(漫画、My First WIDE版) 横山光輝 小学館
第一巻 司馬遷
第二巻 呉の滅亡
第三巻 刎頸の友
第四巻 始皇帝
第五巻 後継者争い
第六巻 項羽と劉邦
第七巻 背水の陣
第八巻 義に殉ずる
最近の中国歴史小説への傾倒は全てここから始まりました。(といっても漫画なんですが)
ある日、第一巻~第四巻をコンビニで何げなくまとめ買いしたんです。そしたら、なんてオモシレ~!!
史記の中には、生々しい人間の知恵と欲望が息づいています。天才による高度な策略の切れ味に感嘆し、欲深い人間によるあさましい裏切りをバカにしつつも自分の中にもあるなと納得する。この中では、国と国、人間と人間の関係、物語における、さまざまな類型を見ることができます。歴史は繰り返すといいますものね。それに歴史に学ぶとも言います。史記に出てくるいろいろな素晴らしい行為は見本として、失敗や愚かな行為は反面教師となり、きっと私たちの生活にも役に立つものと思います。
そして中国といえば日本との関係も深いですから、日本に昔からある格言や言葉の元になった話もたくさん出てきたりして、そういう部分も興味深い。
これはおおげさではなく本当の話なのですが、私はこの漫画を買ってから飽きもせず何回も何回も読んでいるので、平均して各話10回ずつくらい読んでしまっています。なぜだか全然飽きないです。しかも第五巻~第八巻の存在を知って、まだまだお世話になることになりそうです。
この漫画 史記で古代中国の物語に興味がわいてきて、この史記の中で取り上げられている中で気になる人物に関する小説を買ったりしているうちに現在の読書熱に至っています。この記事で興味がわいた方は是非読んでみてください、漫画だから読みやすいし、人間、そして日本への影響大である中国のことを感じることができると思います。
最後に、この漫画の作者で、つい先頃お亡くなりになられた横山光輝さんのご冥福をお祈りいたします。
・・・というわけで今年読んだ本を列挙してみます(並び順はほぼ読んだ順です)。それぞれの本については、こんご記事にしていくつもりです。
簡単に総括すると、中国歴史小説にはまっちゃったんです。面白くてしょうがないです。そのせいか、いま県立美術館でやっている甲骨文字展がすごく見たいかも・・・!!
ちなみに、漫画版史記を除いて読んだ分全ての小説のページ数を足してみると、
408+366+362+229+354+350+370+345+430+380 = 3594 ページ
でした。それをこの4ヶ月くらいで読んだので、
3594 / (31+30+31+30) = 29.46 ページ/日
おお、やっぱり多かった。単純計算だけど、この4ヶ月ずっと一日29ページも読んでる。自分の中ではすごいことだ!
史記(漫画、My First WIDE版) 横山光輝 小学館
第一巻 司馬遷
第二巻 呉の滅亡
第三巻 刎頸の友
第四巻 始皇帝
※私は第一~四巻までしか持っていません。というか第五~八巻の存在を今知りました。買わねば!!というわけで以下第五~八巻は参考。
第五巻 後継者争い
第六巻 項羽と劉邦
第七巻 背水の陣
第八巻 義に殉ずる
春秋の名君 宮城谷昌光 講談社文庫
重耳(ちょうじ)(上巻・中巻
・下巻
) 宮城谷昌光 講談社文庫
ピーピング・ラブ 館淳一 双葉文庫
※いわゆる官能小説です!(^^;
晏子(あんし)(第一巻・第二巻
、第三巻
、第四巻
) 宮城谷昌光 新潮文庫
※今第三巻の真ん中くらいです。
[2004.7.1追記]
書き忘れた本がありました。
新訳 アーサー王物語 トマス・ブルフィンチ 角川文庫 319 page
ゼニの人間学 青木雄二 ハルキ文庫 213 page
もうすぐ読み終わります。
項羽と劉邦 項羽と劉邦 (上)・項羽と劉邦〈中〉
・項羽と劉邦〈下〉
司馬遼太郎
古代中国の、壮大さと、ばかばかしさと、知性と、文化に、すっかり驚嘆してしました。司馬さんの文体自体に惹かれるという面もあるけど。
(上であげた本とはあまり関係ありませんが)私は、真に理想の国家形態は、有能で慈愛に満ちた素晴らしい王が行う専制君主制であるということを、昔も今も信じています。民主主義はその次かその次の次くらいにいいのではないだろうか。社会主義や共産主義その下の方かな。
最初の形態は理想の王が一人いるだけで成り立ってしまいますが、社会主義は理想的な神の子のような民ばかりが集まらないと成り立たないところがよくない。現実的でないですよ。そして民主主義は、「個人」という考え方の発生に伴って市民が貴族などの特権階級を「あいつらずるい!」と思ってしまい、王政が否定されてしまったので、ある意味しゃーなしに発生したのではないだろうか(あくまでその成り立ちとしてですが)。
でも歴史や思想には詳しくないのですが、社会主義国家なんかを作ろうと最初に本気で考えた人達なんて、真面目で熱心で心の優しい人達だったんじゃないかと思います。でも軌道に乗ってくると、それを利用しようとするヤツが必ず乗り込んでくるという人間の中の仕組みなんでしょうね。
[2004.5.18追記]
さっそくですが、理想的な王が治める専制君主制の弱点を発見してしまいました(今まで気づかなかったです。記事にでも何でもしてみるものですね)。それはどんなに理想的な国になったとしても、それは一代限りのものであること。跡を継ぐ王が理想的である保証は全くないですよね。
安定性を加味したらやっぱ民主主義なのかなあ。ほどほど腐っているところがかえってイイ!?
[2004.5.18追記]
項羽と劉邦の話に戻りますが、正直な話、これを読んで「国」というものに対するイメージが少し変わったような気がします。今までは漠然と、当たり前にあるような感じがしていましたが、元々はこんな流動的なものだったのですよね。
今日かった週間モーニングに、諸星大二郎さんが書かれた深海人魚姫という漫画が載っていました。諸星さんといえばン・バギから私家版鳥類図鑑まで、いろいろ読まさせて頂きました。ン・バギ(タイトルはマッドメンらしい)なんかはけっこう小さい頃だったのでよく覚えていないのですが、本屋で一生懸命立ち読みしていたのを覚えています。ずいぶん長い間漫画を書いておられるようだ。
特に今回の深海人魚姫では、まさに私の深海リンク集の先にあるような、チューブワーム、コシオリエビ、ハダカイワシ、「地獄の吸血イカ」との学名を持つコウモリダコ、といった生き物たちがでてくるし、その姿もまさに私の見た写真の雰囲気。ああ、きっと諸星さんも同じ写真を見たんだろうなー、と妄想にひたれる要素十分でした。ダイオウイカなど、本当はけっこうひょろひょろした種類が多いようなのに、この記事の写真のようながっしりした足をしていて、絶対同じ写真を見たに違いない!と思ってしまいました。(漫画の内容そっちのけ!?)
てゆうことで、久しぶりに諸星大二郎さんの漫画を読めて幸せを感じる徹夜明けのプログラマーなのでした。
個人的なメモ
諸星大二郎ファンのページ
以前どこかで見かけたことなんですが、あるジャンルの本は一度人気が出ると異常なくらいロングセラーになるそうです。
例えば今手元にあるハードカバーの本でいうと「話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く」は第15刷、「ウォール街のランダム・ウォーク―株式投資の不滅の真理
」は第7刷です。どちらもそれなりに人気のある本ですが増刷された回数はこれくらいです。購入時期が古いので今はもっといっているでしょうが、せいぜいいっても倍くらいなのではないでしょうか。
それに対して今日本屋で確認したところによると、「100万回生きたねこ」は第77刷。初版の発行は実に1977年(ぞろ目は単なる偶然ですが)。
そうです、タイトルに書いた超々々ロングセラーな本というのは絵本のことのなのです。絵本にはこういう超ロングセラーな本がごろごろあるようです。書いた人はさぞかし印税が。。。というのは子供には聞かせられませんね。みなさんも今度本屋さんに行ったら、絵本を手にとって後ろの方にある増刷回数を見てみたらいかがでしょうか。そうでなくても、絵本コーナーに行けば大人が見てホッとするようないい絵本に出会えるかもしれませんよ。
(おまけ)
このサイトの右下にランダムに絵本が表示される広告をつけてみましたので、よかったらリンク先にある本の紹介文だけでも見てもらえたら嬉しいです。
ダグラス・アダムス著
「銀河ヒッチハイクガイド」シリーズ
1作目の妙なのりが気に入って続編を探していたが、いまだ手に入らず。思えばもう10年以上探しているということを、今日大発見。
しかも、2作目だと思って探していた宇宙クリケット大戦争が3作目で、間にもう一つあるだなんて!しかもしかも、現在では手に入りにくく、復刊ドットコムでも復刊が難しいだなんて。。。探す楽しみがUPしました(笑)
1作目「銀河ヒッチハイクガイド」 …読んだ
2作目「宇宙の果てのレストラン」 …知らんかった
3作目「宇宙クリケット大戦争」…探してた
復刊ドットコムより。
旅先で大きい本屋に入るたびに探していたなあ(遠い目)。最初の数年は「なんとかアダムス」の「クリケットかなんか」で探してたけど、見つけられなかった(笑)。手段が目的となり、そしてそれを楽しんでおります。
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